日本酒の山廃仕込みっていう通っぽい言葉を色々と勘違いしてたんだが・・・・?
るろぱんです。一日一記事がこれだけ難易度高いと嫌になりますね。
私は日本酒が好きなのですが、みなさんその日本酒を選ぶときに「山廃仕込み」というのものを見た事がありません?
私ね、あれを色々と勘違いしてたんですよ。
元は「山卸廃止仕込み」というらしいですが、まあ正直・・・うんわからん。
そもそも廃止したものを大々的に記載する神経がわからんというか理解ができないという感じでした。
これね失礼かもしれませんがネーミングが多分良くないですよね。
素人意見ですいません。
まあ本題に入りますと、「山廃仕込み」とは日本酒を作る工程の一つにある「山卸」という工程を廃止して製造した日本酒です。
ここまで見ると「山廃仕込み」いります?となると思います。間違いない。
この「山卸」は櫂棒という道具ですりつぶす工程の事なのですが、技術の進化によりこの工程を行う必要がなくなりました。なくなったというより軽作業で同じ効果が出る方法が見つかったので「山卸」をしなくなったという方がわかりやすいですか・・・
これが「山廃仕込み」という事になります。
それではなぜこんなに「山廃仕込み」を大々的に押しているのか。
一体何と戦っているのだ・・・シャドーボクシングではありません。
実は「山廃仕込み」は「山卸」を廃止して、軽作業にはなりましたが、酛づくりの時間は変わりませんでした。
ここで新たに出てきたのが「速醸酒母」です。乳酸を人工的に加えて酛づくりの期間を大幅に減少させた工程の事を言います。
そう、「山廃仕込み」とは「速醸酒母」という工程を行わず、昔ながらの手間暇をかけて製造をしている日本酒のこといいます。
じゃあ味はどうなの?思いますよね?
正直、飲んだ人にしかわかりません。
飲み比べたらきっとわかります。
参考までに「山廃仕込み」の方が、「濃厚な風味」「程よい雑味」が楽しめるという感じでしょうか。その蔵の個性がでるといいます。
是非、お試しあれ!